ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2005年07月29日 :: 研修の連チャン |
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午前、補習。午後、二講座続きの教員研修会。それで、一日が終わり。 一本目、予備校全国模試業者の営業マンによる全国の現況分析と各校の取り組みについての紹介。 関西の人で、一人突っ込みの漫才師のよう。あの手この手の冗談と間合いで、笑いをとる。もう話芸である。ほとんど吉本興業である。他県のことをよく知らない私たちは、全国情報を楽しく学べた。年間六十本以上の講演をするという。どこで笑いをとるか、どこで現場教員が情報に反応するか、よ〜く判っている熟達の話芸。 二本目、ある教育団体から派遣された方による、生徒が生き生きと取り組める教科指導の改善と評価についての話。 座ってプリントを説明するだけ。そこに空欄があり、教員に当てて答えさせようとする。先生は喋るだけでなく、生徒に考えるさせる授業が必要ということを強調していたので、自分なりの実践のつもりらしい。 だが、方向性や絞り込みのない空欄なので、何を答えればよいか、とんと判らない漠然としたものばかり。当てられた人は、色々な方向の答えを言うのだが、全然、当たらない。自分が予想した方向と違う答えなので、それは、こういう面で考えているからでしょうと、ある先生は軽くたしなめられたりした。でも、そうした誘導が何もないのだから仕方がない。つまりは、設問が悪いのである。 「学びの基盤とはなんですか。」と聞かれても、経済的安定、生活習慣の確立、基礎学力、知的好奇心など、外的・内的、何でも入りそう。 何を答えさせたいのか、こっちは疑心暗鬼になる。途中で、真面目に考えるのが面倒くさくなって、聞いているふりをしているだけ状態。 それにしても、如何に生徒に楽しく意欲を持って授業に参加してもらうかという話をしにきた人の講義が退屈だなんて……。 授業をしっかり検討し、評価せよと、その人に習ったので、受講生である我々教員は、即、みんな、しっかり、その講義を「評価」していました。 私は、なかなか、風当たりの強い、大変なお仕事だと思い、深く同情申し上げました。それに、どう考えたって、前の人と比較され、間が悪いこと夥しい。
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