ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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4月から徒歩通勤をし始めて、最寄りのバス停に、毎日、同じ年頃の若い女の子が30人以上並んでいるのに気がついた。怪しい教祖のいる教団でも近くにあるのかと訝ったが、そうではない。近所の金沢大学女子寮から、学校に向かうために、朝一本しかない大学行きのバスを待っているのだ。 高校生が私服を着ただけのような、あか抜けない集団。 1年間、一所懸命勉強し、国立大学に見事合格。親元を離れ、寮暮らしを始めたばかりの子たちなのである。
さて、今日も彼女らの横を通ったが、何だか4月当初と微妙に印象が違う。通り過ぎて、考えた。何が違うのだろう。 まず、人数が少し減ったようだ。マイカーかバイク、自転車(ちょっと遠くて無理っぽいけど)に鞍替えした子がいるのだろう。送ってくれる男を見つけた子、さっさと退寮した子もいるかもしれない。 次に、髪。茶髪・パーマが混じるようになった。アイシャドウ失敗のお狸メイクも一人いた。服装もほんのちょっとあか抜けてきたぞ。 「だって女の子なんだもん。」 早いなあ。あと1ヶ月もしたら、大人と区別がつかなくなる。
そういえば……と、記憶は、また、あのころに遡る。 私の通った大学は、市ヶ谷と飯田橋の中間にあって、いつもは飯田橋を使っていたが、時々、気分を変えて、市ヶ谷駅で降りた。市ヶ谷を使う大学は数校あって、我が母校の近くには、有名なOT女子大学がある。そこで、最後に路が分かれるまで、我がN大の学生と、この女子大の学生は同じ路を歩いていくのであった。1学期、明らかに新入生らしい女の子の後ろを歩いていても、その子が、どちらの大学に通うのか分からなかった。友人と、どっちに行くか賭けたこともある。美人さんだと、「一緒の方向に来ないかな。」と思いながら、男連中はストーカーよろしく歩くのだ。で、本校生だと分かっても、だからどうということもない。それで声をかけた男は私の周りには誰もいなかった。勇気のない男たちの陰気な楽しみ(?)である。 ところが、この賭け、夏休みを過ぎると、一気に面白くなくなる。賭けが成立しない。この子は女子大、この子は我が大学。全部当たる。 なぜって、夏が過ぎると、一夏の経験をした(?)女子大の女の子は、サナギから孵った蝶のように美しくなるからである。当時は、「サーファー」全盛で、風になびいたような長髪と、真っ青なアイシャドー。今から考えると、学校行って勉強するというより、マリンスポーツしにいくといったほうが似合うようなカッコである。(「サーフィンする人」という意味だから当たり前か。) それにくらべて、(と、声のトーンはぐっと低くなるが……)、我が校の女子は、1学期のまま。 賭けにならないのは当然である。 何でなんだろう。
(実は、理由は分析済みだが、同窓の女性たちから総スカンを食いそうなので、この辺で。)
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