ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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金曜日は2限から6限まで埋まっていた上に、放課後、補習2コマ分近く入って、8時間ぶっ通しで出ずっぱりであった。最近、教員は皆尻に火がついたようになっている。 最後の方はさすがに疲れはてクラクラする。声を高めて力説してる時は、まだいい。生徒に作業させている時などに、ふと、昨日の友人の「くも膜下出血」のことを思い出して、意識が授業から離れ、気分がくぐもる。 こんな無理はしたくない。 そんな気持ちが根底にあったのだろう。 特に、放課後の仕事は、上から強制されたものではなく、該当セクションの「しゃかりきさ」で増えた、私の立場から言えば「頼まれ仕事」である。居残りや再テストという罰を与えて勉強させる、時には必要だが、それが毎週いくつかの教科で常態化している。それが正しい教育とは思えない。そんな気持ちもあったので、来週分の仕事を頼みにきた、穏健なお考えの女性同僚に声を荒げてしまった。はっきり言って八つ当たりである。 「しゃかりき」の人々は、橋が狭まっていることに、まだ、気がついていない人なのだろう。そのペースで人にも要求する。人は困っている。おそらく、それも知っている。でも、かまうことではない。自分は頑張っているのだから……。他の人にそのくらいのことをしてもらってもおかしくない。そんな心理なのだろう。 その日、私は、感情を揺らしたことに後味の悪い思いで帰宅した。 その夜は、職場で出来なかった明日の予習。翌日午前は、土曜補習で3コマ連続。 いったい、どこまで働かす。教員が疲れるということは子供も疲れるということ。「疲れた子供」を輩出して、どうするのだろう。 昼、帰る時、彼女を見つけた。すぐに駆け寄って(勿論、私は駆けられない。そういうくらいの気持ちで)、昨日の非礼を詫びる。自分の気持ちのためにも、しっかりと……。 友人の病気のことで、気持ちがざわざわと揺れていることを知った一日。
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