ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』な らぬ「ものぐさ」です。
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2005年09月19日 :: アート気分 |
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昨日、本多町の「エルフ金沢」ギャラリーに「第二回デジタルフォト研究会北陸写真展」を観に行く。知った方から案内状を頂いたので、ちょっと暑い初秋の連休、散歩とリハビリ気分で出かける。 三十枚ほどの小展。受付の本人さんにまずご挨拶。 作品の下のデータ紙に、「Print」という項目があって、ショップ焼きの場合は店名が、お家プリントの場合はプリンター機種名が書いてあるところがデジタルらしい。 絵は、これだけ大伸ばしにしても、以前のようなデジタル臭がなくなって、銀塩と見分けがつかない。お家プリントでさえさっぱり判らない。たいした経費をかけられない趣味レベルでさえ、ここまで来た。最早、銀塩とデジタルとを区別をする必要は何もなくなったようである。 とすると、これまで培われてきた銀塩の絵作りの方法論を、そのままなぞっているだけでいいのかという疑問にぶつかる。 画像芸術としての立場は不変なのだから、機材が替わっただけ、シャッターチャンスに強くなり、処理が迅速かつ容易になったという撮影レベルの恩恵として受け止めればそれでいいという考え方がある一方、表現自体に何らかの展開があるべきだとする考え方もある。 まずは遜色ないレベルまで来た。変わっても、がらっと変わるのもでもないのだろう。どう変わるのかは未来の楽しみである。
今日も芸術鑑賞。ちょっとアート気分である。 「第四十四回北陸中日美術展ーアート・ナウ・KANAZAWAー」を県立美術館にて鑑賞。地元若手作家中心の現代美術展である。幻想的具象画が多いが、アニメの影響を感じさせるものも混ざる。CGが得意そうなモチーフのものもあって、それらの模倣になっている現代アートの難しさを感じた。 それに対して、「立体」の方は屈託がない。紙、鉄、プラスチック、廃材、電気仕掛けなど素材の選択からして自由であるというアドバンテージをクリエーター自身楽しんでいる感じが伝わってきて、こっちも楽しんだ。 併設で「北陸中日写真展」があり、これも目当てであった。被写体は地元の景物が多く、撮影現場を想像できるので、それで尚更、その苦労とうまさが判る。
三つとも、地元であること、プロでないことがキィワード。「地元からの発信」「創造心」に刺激を受けた二日間。
帰り、久しぶりに片町を経由し、洋食屋さんに寄り、単品料理を注文して夫婦で乾杯した。繁華街の店で愚妻とアルコールだなんて、数年ぶりである。 出てきた料理をデジカメマクロモードで撮りまくる。 うーん、いくら刺激を受けたからって、なんだか、やっていることが小さいなあ。

(「トマトとナスのはさみ焼きチーズがけ」)
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